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平穏な日常… 平穏な毎日… 青春という名の時間は 無常にも流れていく…。 もしも…そんな平和な時間が壊されたとしたら…? もしも…あなたの通っている学校が 別の世界に投げ込まれたとしたら…? これは学校が突然魔界に迷い込み 現実の世界に戻るために戦った、とある少女達の物語…。 憂「お姉ちゃーん!お姉ちゃん!」 唯「ん~あと5分~」 憂「外を見てよお姉ちゃん!雪が降ってるよ~! 今年はホワイトクリスマスだね!」 唯(そっか、今日はクリスマス……) 唯「うわぁ本当だ~!積もるかなぁ憂~?」 憂「この降り方だとけっこう積もるんじゃないかなぁ… あっお姉ちゃん早くご飯食べて学校行かないと! 遅刻しちゃうよー!」 … …… 唯「あわわ……憂マフラーどこだっけ!?ん~……あった!」」 憂「お姉ちゃんそれストッキング!もう、落ち着いて!」 唯「憂、行こっ!」 憂「お姉ちゃんそんな走ったら転b」 唯「うわぁ~いっぱい降ってるよ憂~!」 唯(雪…か……) ……ホー ヒー……ホー……… 唯「え?」 憂「え?どうしたの?お姉ちゃん?」 唯「……ううん、なんでもないよ~ほいっ」 ファサッ 憂「お姉ちゃん……?マフラー……」 唯「えへへ、あったかあったかだよ憂♪」 唯(………ありがとうね………) 二か月前の放課後――― 「…い……」 「……い!」 姫子「唯!」 唯「…ほえっ……?」 姫子「もう放課後だよ。部活……行かないの?」 唯「おおっ!そうだ!ありがとう姫子ちゃん!」 姫子「あんた最後の授業からHRまでぶっ通しで寝てたよね…… その集中力……尊敬するよ」 唯「いやぁ~そんなぁ照れるよ~」 姫子「褒めてないし……じゃあ私帰るね。」 唯「うん!ばいばーい!」 唯達HTTは最後の学園祭を終え、残り少ない高校生活…… そう、放課後の時間を大切に過ごそうと決めていた 唯「あっそうだ、今日は私以外のみんなは 受け持ち区域の掃除当番なんだっけ…」 唯「うふふ…律ちゃんにイタズラしに行こうかなぁ」 唯「よし!行こう……あれ?」 カタ……カタカタ…… 唯「……地震?」 ……ゴゴゴゴゴゴゴゴ キャー 唯「うわっ大きい!机!机の下に隠れなきゃ!」 ゴゴ……ゴ… 唯「……収まった?」 唯(今のはどれくらいの震度だったんだろう) 唯(暗い?……停電?) 唯(違う……外が暗い!?) 女子A「キャー!何コレ!?外が…」 唯「え……」 唯は窓越しに外を見る。 いや、正確には「外」があるはずの空間を… 唯「外が……無い……」 いつもなら校庭が一望できる唯達の教室の窓の外には景色が無かった。 そこには真っ黒に歪んだ空間しか…… 唯「はっ!そうだ!みんな……!」 ガラッ 律「唯!」 澪「大丈夫か!?」 唯「律ちゃん!澪ちゃん!」 律「その調子だと大丈夫そうだな……」 唯「ムギちゃんは!?」 澪「ムギは梓と憂ちゃんを探しに行ったよ」 唯「あ・あたしもいk」 ガラッ 紬「みんな!梓ちゃんと憂ちゃんは無事だったわ!」 憂「お姉ちゃん!」 唯「憂~!!」 唯「良かった~…あっ!あずにゃ~ん!!」 梓「せ・先輩…苦しいです……!」 梓「もう!っこんな非常時に抱きつかないでください!」 澪「そうだな…学校……どうしちゃったんだろうな」 律「なんで外が無いんだよ澪!」 澪「わ・私に聞くな!!」 ―――ふふっ揃ったようね――― 全員「え!?」 梓「今、誰かの声が……」 紬「ええ、聞こえたというか……」 澪「頭の中で直接聞こえた感じだ……」 唯「……和ちゃん??」 ―――ご名答、唯――― ―――あなた達、そしてこの学校は私が預かったわ――― 律「な!?預かったってどういう事だ!?」 ―――この学校は今、異次元空間にあるわ――― 澪「い・異次元……??」 ―――正確には現実世界と魔界の間って所ね―― 梓「魔界!?」 律「和!どういうことだ!?」 ―――気安く名前を呼ばないで欲しいわね……私は新しい力を 手に入れたの……そう、悪魔と契約してね――― ―――魔界の人々はこう呼ぶわ……「魔神皇」と――― 唯「嘘だよ…和ちゃん……」 律「そうだよ!お前頭おかしくなったんじゃないのか!?」 梓「でも、この頭に直接響いてくる声は……」 ―――百聞は一見にしかずよ。 まず自分達の目で確かめてくるといいわ――― ―――フフフ……――― 唯「和ちゃん…どうして……うっうっ」 憂「お姉ちゃん……」 澪「が・学校の中を確かめてみないか??」 紬「そうよ!もしかしたら外に出れるかもしれないわ!」 律「よーし!学校探検してみるか!」 … …… ……… 梓「この非常口も開かないです……」 澪「ここもダメか……」 律「あー!!もう!!一体何が何だか……」 唯「ねえねえ、体育館はまだ行ってないよねぇ?」 澪「体育館か!確か奥に非常口があったな!」 律「行くだけ無駄じゃないのかぁ~?」 憂「ダメ元で行ってみましょう!ねっお姉ちゃん!」 唯「うん!行ってみよう~」 ―――渡り廊下 律「おい…ここから外見てみろよ……」 澪「学校が…浮いてる……?」 学校は歪んだ闇の中に浮いていた…… 唯「どこまで続いてるんだろ~?」 唯「おーーーい!」 唯「アーーイーースー―!!」 梓「先輩何やってるんですか……」 唯「いやぁやまびこが返ってくるかと思って~」 澪「………」 唯「澪ちゃん??」 澪「何…あれ……」 梓「ひっ」 グルルル…… 全員が体育館の入り口を見て凍りついた そこに立っていたのは 人間ではなかった…… 鉄の棍棒を持ったオオカミに似た 異形の者だった 憂「お・お姉ちゃん…怖いよ……!」 唯「わ・わわわたしもだよ」 紬「と・とりあえず逃げませんか?」 梓「賛成です!」 澪「……」 律「よし!まだこっちには気付いてないみたいだ…」 澪「……」 律「一旦校舎へ戻るぞ!澪!……澪?」 澪「はっ」 律「気絶してる場合か!ほら!行くぞ!」 ―――校舎 律「ふい~……」 澪「あ・あれは何だったんだ?」 律「あ・あたしに聞くな!」 梓「人間じゃ…ないですよね……」 紬「そうよ!」 唯「どうしたのムギちゃん?」 紬「お茶にしましょう!」 律「ハハ…この状況でお茶かよ……」 紬「みんな一旦落ち着きましょ!お茶飲んだら 何かいい考えが浮かぶかも!」 澪「そういえばまだ音楽室に行ってなかったな……」 唯「お茶~♪お菓子~♪♪」 憂「私もお手伝いします!」 梓「昼休みに練習して楽器も置きっぱなしですもんね」 唯「はっ!そうだった!ギー太~!」 唯「ギー太が音楽室に!!」ダダダダ 律「ちょっ!唯ー!」 憂「お姉ちゃん一人で行ったら危ないよ~!!」ダダダダ 澪「憂ちゃんまで……」 梓「行きましょう!」 ―――音楽室前 唯「はぁ…はぁ…ギー太…」 ガチャッ 憂「お姉ちゃん危ないっ!」 唯「え?」 澪「唯!憂ちゃん!!」 律「なんじゃこりゃ……」 梓「はぁ…はぁ…音楽室が……!」 紬「はぁ…はぁ…嘘……」 そこにギー太は無かった ドアの向こうにあるはずの見慣れた風景は 真っ黒な闇に変わっていた。 唯「音楽室が無くなってる!?」 律「マジかよ……」 唯「うぅ…ギー太…ギー太ぁ~!!」 唯の声は闇の中へ虚しく消えていった…… 梓「あれ……?」 紬「梓ちゃん?どうしたの?」 梓「あんな所の部屋なんてありましたっけ?」 澪「どこだ?」 梓「ほら…あそこです……」 梓は階段の下を指差した 階段の脇に扉があった 律「おっかしーなぁ、階段しか無かったような気がしたけど」 唯「行ってみよう!」 澪「やだ…怖いよ……」 律「よし!行ってみるか!」 澪「おい!律……!私も行く!」 コンコン 返事はない…… 唯「失礼つかまつりたてまつる~!」 律「いつの時代の人間だよ……っつか日本語おかしいぞ」 ガチャ… ?「待ってたよ諸君……」 全員「!?」 ?「さあ、入りなさい」 部屋には特に異常は無かった 車椅子の男がいたという事以外を除いては…… 唯「あのー……おじさんは??」 ?「君は平沢唯君だね?」 唯「え!?なんで私の名前を……」 ?「私は、そうだな……STEVEN、とでも呼んでもらおうか」 唯「すてぃー?」 梓「まつぴt?」 律「いや、梓、それ言えなすぎだろ……」 車椅子の男「大変なことになったようだね すでに悪魔にも遭遇したようだが」 澪「悪魔!?」 車椅子の男「おや?体育館前にコボルトがいなかったかい?」 律「おっさん……何者だ?」 車椅子の男「今、この学校に次元の裂け目から悪魔が侵入している。 校舎の中に入ってくるのも時間の問題だろう」 車椅子の男「残念だが君達には悪魔に対抗する力も備えてないようだ」 紬「そんな……」 車椅子の男「私には悪魔を倒す力は与えてやることはできないが…… 悪魔と交渉する力は与えてやれる」 梓「悪魔と交渉……」 車椅子の男「私が開発した悪魔召喚プログラムだ しかしハンドヘルドコンピューターが無くてね…… この前犬を連れた少年にあげたので最後だったんだ」 車椅子の男「そうだ、君達携帯電話は持ってるね?」 唯「あるよ~!ほらっ」 澪「おい、唯…見ず知らずの人に携帯渡すなよ……」 唯「え~でもこのおじさん悪い人じゃなさそうだし」 車椅子の男「このプログラムをアプリに変換してンストールすれば 問題無いだろう…」 車椅子の男「…よし…(アプリ名…っと……)」 車椅子の男「完了だ。携帯のこのアプリを起動すれば悪魔を召喚、交渉 することも可能だろう」 唯「ありがとう~!えっと…魔クシィ??」 唯「あれ、メールが届いてる……」 件名:すてぃっちさんから招待状が届いています ------------------------------------------------------------ 本文 やっほー唯ちゃん!このマクシィって悪魔ともコミュニケーション とれてマジで便利だから登録よろしく! 登録したら私ともマイマk 唯「………」 車椅子の男「残念だがこのプログラムは一回しかインストールできないんだ。 悪魔と交渉する時は唯君の携帯を通してするといいだろう」 律「え~なんだよケチ~」 車椅子の男「その変わりといっちゃなんだが他のみんなにはこれをインストール してあげよう」 … …… 梓「魔法デバイス……?」 律「なんのこっちゃ」 車椅子の男「君達魔法の存在は知ってるかい?」 澪「まあ……はい、言葉だけは」 車椅子の男「魔法デバイスは魔力をデータ化して具現化できる物なんだ (って言っても使ったこと無いけど)」 車椅子の男「きっと後で役に立つはずだ」 律「ふーん、ありがとなおっさん!」 車椅子の男「では、頑張りたまえ…もうあまり時間が無いはずだ」 唯「じゃあね~」 バタン 澪「う、うさんくさい人だったな……」 律「唯~悪魔召喚プログラムってヤツ見せてくれよ!」 唯「いいよ~」 律「な・マクシィ?なんだこりゃw」 澪「魔法陣の背景…か…いいなぁ」 梓「え??そこですか!」 律「はぁ…こんなもんだと思ったよ…おい!オッサ……」 憂「あれ…扉が……」 唯「無くなってる~!」 梓「あのおじさんもう時間が無いとか言ってましたね」 紬「悪魔が侵入とか……」 澪「はっ!そうだ!悪魔が…やだ……」 梓「あの、なにか武器になりそうな物を探しに行きませんか?」 澪「え?」 梓「いや、ほら、もし悪魔に襲われたら丸腰よりは何か持ってた方が 安心するじゃないですか!」 律「そうだな!何か武器を探しに部室巡りでもするか!唯隊員!」 唯「了解です!律隊員!♪」 澪「なんでお前らは楽しそうなんだよ……」 2
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「あら、一緒になるなんて奇遇ね」 「そう言えば珍しいですね。帰る方向は同じだから可能性はあったんですけど」 「実際に一緒になるのは初めてよね」 昇降口で恋人を待っていた私に、その恋人の親友であり幼馴染みでもある和先輩が声をかけてきた。 この学校の生徒会長さん。そのことが私の恋人には大変な自慢らしくて、 まるで自分が選挙に当選したみたいに胸を張っていたっけ。 和先輩もどうやら人待ちみたい。お揃いだねって珍しいこと続きを二人して笑い合った。 「今日はそっちも部活休みなのかしら?」 「ということは生徒会のお仕事も?」 「そう言うこと。今日は特に難しい案件もなかったし」 「こっちは律先輩と澪先輩が用事があるとかで… ムギ先輩も職員室に行ったきり帰ってこなくて、仕方なくお休みになりました」 「唯、大喜びだったんじゃない?」 「…和先輩からも言って下さいよ。ギター好きなのにどうしてすぐサボろうとするのかって。 好きなら真面目にやって欲しいです」 「後輩を困らせるなんていけない子ねぇ…それとなく言っておくわ」 他愛もない世間話が続く。 初めて恋人に和先輩を紹介されたときは、生徒会に入ってるくらいだし堅苦しい人なのかなって誤解しちゃったけど、 全然そんなことはなくて、今では私にとって頼りになる先輩の一人だ。 完ぺきそうに見えて隙のある澪先輩から弱点を全部なくした感じって言えばいいのかな? そう言えば前に軽音部と一緒にカラオケ行ったんだけど、私たちより歌が上手だったんだよね。 みんな和先輩の歌声に聞き惚れてたっけ。 『さっすが持ち歌ある人は違いますね!CDデビューした余裕がにじみ出てますよッ!』 純だけなんかすごい不機嫌で、メス豚行進曲とか毒殺テロリストとかそっち系のばっか入れてたけど、あれはなんだったのかな。 「…唯、迷惑かけてない?あの子、相変わらずみんなの前でも抱き付いてくるんでしょう?」 「この前なんかホームセンターで、しかも他にお客さんがいる前でやられちゃって…あのときはさすがに困りました」 「そのこともそれとなくお説教しておくわね」 「お店で抱き付くのは、私の心臓に悪いって強調して下さい」 私や憂には甘えてる唯先輩も和先輩のお説教なら聞いてくれる…よね? う、うーん…ちょっと自信ないけど…。 「憂や私が言っても聞かないから和先輩だけが頼みの綱です」 「ええ、任されたわ。…憂って言えば、最近また料理のレパートリーが増えたのよ、あの子」 「そうなんです。昨日だったかな、私も味見させて貰いましたけど、ホントに美味しくてびっくりしましたっ。さすが憂です」 「ふふっ…梓ちゃんたら、自分のことみたいに喜んでくれるのね」 「それは、だって…」 だって憂は私にとっても大切な人なんだもん。誉められて嬉しくないわけがないよ。 「おーい、和ちゃーん」 「ごめんごめん、すっかり待たせちゃった」 ウワサをすれば何とやら。 お互いの待ち人が…平沢姉妹が仲良く一緒にやって来た。 憂も唯先輩も職員室に呼ばれていたみたい。 憂の場合は明日の授業で使う教材とか教科担任の先生と打ち合わせ。みんなから頼りにされる憂らしいな。 唯先輩は、まぁ、言うまでもなく成績のことだ。 そう言えば、職員室にいる筈のムギ先輩と、それからさわ子先生が見当たらなかったって…憂は…うん、憂はしきりに首を傾げてる。 あのふたりはきっと…うん…きっと別の教室で特別講習の最中なんじゃないかな…。 ムギ先輩たちのことは放っておきましょうって話す私の隣では、和先輩が唯先輩と憂とを交互に見比べていた。 それから呆れたように眉毛をハの字にして、やれやれ…と大きなため息。 …今さらだけど、和先輩は平沢姉妹の保護者っていうか、気苦労が絶えない人だなぁ…。 「じゃあ、私たちは夕飯の買い物があるからここで失礼するわね」 「はい。私たちもこれで帰ります」 そう挨拶を交わして、私たちはそれぞれ待ち人の…恋人の手を握る。 私は憂の、和先輩も迷うことなく唯…先輩の手を握り締める。 驚いて顔を見合わせる平沢姉妹を引き剥がすように私と和先輩は反対方向へと歩き出す。 「も、もう。あず…さちゃんたら私を引っ張ってどこに行くつもりなの?梓ちゃんはお姉ちゃんのことを待ってたんでしょ?」 「えぇ、そうですよ?私に何か間違いがありました?」 「じ、じゃあなんで私の手を握ってるのかなーって」 そう言って困ったように笑う憂に対して呆れのため息を一つ吐く。 きっと和先輩もおんなじようなやり取りをしてるんだろうな、今頃。 「どうしてって言われても困りますよ。私は恋人の手を取っただけですから」 憂のポニーテールを解き、髪を下ろしてあげると、果たしてそこには私の大好きな顔があった。 …ヘアピンは、後で和先輩から受け取るとしよう。きっと私と同じようなことをしてるはずだから。 「…もしかして最初からバレてた?」 「て言うか、バレないと思ってたんですか。一目でわかりましたよ。それでなくても和先輩のあの反応見れば誰だって察するでしょう?」 「えへへ~、そっかやっぱり一発で見破られちゃったか~」 「なんで嬉しそうなんですか…もぅっ」 そう、私が手を取った相手は憂じゃなくて、正確には憂に変装していた唯先輩。 私も和先輩も、いたずらに惑わされることなく自分の恋人を正確に選べたわけだ。 当たり前だよ。唯先輩も憂も、そっくりなようでやっぱり違うもん。 他の誰がわからなくたって、私はもう唯先輩と憂を見間違えることはないよ。 …一応言っておきますけど、前にさわ子先生は胸の大きさで見分けてたけど、 私の場合はそんなんじゃないですよ、唯先輩。 「どうせ唯先輩が考えたんでしょ、こんないたずら」 「あずにゃんと和ちゃんが一緒にいるなんて滅多にないことでしょ?今しかできないかなーって」 「確かに今しかできないことでしょうけど、あえてそれをやる必要もないと思いますよ」 「あずにゃんと和ちゃんの愛を試したかったのさー♪」 私が一目で変装を見破ったのが嬉しかったらしく、唯先輩はとってもご機嫌。いつにも増して笑顔が輝いている。 いけない恋人ですよ、もう。こんなことで試さなくたって私の気持ちはあなたが一番よく知ってるでしょ? それでも無邪気に喜ぶこの人が、私だけの恋人が無性に愛しくなって、 反省して下さいってささやきながら私は爪先立ちをした。 その後が見たい! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-20 02 07 12 目元が違うよね(´ω`) -- (名無しさん) 2013-07-01 21 34 28 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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唯「ぜったいおんかん?」 あずにゃんが何気なく言い放ったその言葉に疑問符を浮かべる。 律「あれだ。眼が紅くなると全ての系統の能力が100%引き出せる……」 澪「そりゃ絶対時間。HUNTER×HUNTERの読みすぎだ」 梓「簡単に言えば、全ての音の音階を一発で言い当てる能力ですね」 唯「……どゆこと?」 澪「例えば、だ」 みおちゃんがあずにゃんの言葉の後を継ぎながら、ベースを爪弾いた。 澪「唯、今の音は何だ?」 唯「? レでしょ?」 紬「じゃあ唯ちゃん、これは?」 ムギちゃんが軽やかに白鍵をはじく。 唯「ソだよ」 律「んじゃあ、こいつはどうだ」 りっちゃんがクラッシュを高らかに打ち鳴らす。 唯「んっと……シ、かなぁ」 律「へぇ~、今のシだったんだ」 澪「分からずに試したのかよ!」 梓「と、まあこのようにあらゆる音を瞬時に聞き分けて、言い当てる能力のことを絶対音感っていうんですよ」 唯「え? でもそれって普通でしょ?」 なぜか皆が揃ってずっこける。 澪「おいおい、唯……」 律「そんなトンデモ能力、みんながみんな、持ってるわけねーだろ」 紬「少なくとも私達にはありませんし」 梓「みんなが持ってたら世の中、チューナー要らずですよ」 唯「へぇ~、そうだったんだぁ」 自分にそんな特別な能力があるなんて意識したこともなかった。誰かに自慢出来るようなものがない私にとって、それはちょっと嬉しいことだった。我知らず笑みが零れる。 唯「えへへ~」 梓「まあ絶対音感があっても練習しなくちゃギターは上手くなりませんけどね」 唯「あぅ……ですよね~」 あずにゃんの手厳しい指摘に肩を落とす。が、それも一瞬のことで次の瞬間にはいつもの笑顔に戻る。 下校時間を知らせるチャイムが校舎に鳴り響いた。意識を研ぎ澄ませ、全身の感覚を耳に集中させる。 唯「ド~ミ~レ~ソ~」 ドレミを口ずさみながらギー太を鳴らす。普段は何気なく聞いていた音が途端に表情を変えたように思えた。 机の上に置いてあったフォークを手に取り、ティーカップを軽く小突く。 唯「これは……ラ!」 澪律紬梓「おぉ~」 唯「あははは、おもしろ~い」 聴き方を変えただけで世界の全てが一変したようだった。世界に満ちる音がこんなにも彩りに溢れたものだったなんて。 …… 梓「え、じゃあ家でもあんな調子なの?」 憂「うん、お姉ちゃんってば、家中の物を叩いたり、テレビから流れる音を言い当てたり、ずっとはしゃぎっ放しだったよ~」 梓「子供っぽいというか……まあ唯先輩らしいと言えば、らしいか」 憂「でもそんな子供っぽいお姉ちゃんも可愛いよ?」 梓「その感覚は分からない……」 惚気にしか聞こえない憂の言葉をスルーして、お弁当箱の中の玉子焼きを箸で突付く。 梓「でもまあこれで納得したわ」 憂「何が?」 梓「唯先輩の演奏力の高さよ」 憂「どういうこと?」 梓「あの一つのことをやりだしたら、脇目も振らずに最後までやり抜く集中力に絶対音感が加われば、そりゃ上達も早いわけよねぇ」 澪先輩達から聞いた話によると初めて三ヶ月も経たないうちに、結構な腕前にまで上達していたそうだし。 梓「絶対音感を意識した唯先輩なら、今まで以上のスピードで上達するかもね」 憂「さすがお姉ちゃん!」 梓「はいはいごちそうさま」 実際、その考えは間違ってはいなかった。この後、以前よりも音楽にのめり込んだ唯先輩の演奏技術の向上は目を瞠るものがあった。 だけどそれは──── 唯「あぅ、また音がずれたぁ~」 ペグを微調整し、調弦する。 律「おいおい、またか~」 澪「あんまり気にしすぎるのもどうかと思うぞ、唯」 唯「ん~、分かってるんだけどね……。どうも音がずれていると、こう、背中がぞわぞわ~ってするんだよぅ」 律「今までギターの手入れとかサボってた奴の言葉とは思えんな」 梓「唯先輩、ちゃんとギターの手入れしてますか? 手入れを怠ると弦が緩みやすくて、すぐ音がずれてしまいますよ」 唯「それは大丈夫だよ~。定期的に弦も張り替えてるしね。そのおかげでお小遣いが大変なことになってるけど……」 苦笑しながらチューニングを続ける唯ちゃん。その横顔には何の翳りもない。 紬「………………」 律「ムギ~、どうした? ぼ~っとして」 紬「あ、いえ、なんでもないわ」 いつもと同じ柔らかな笑顔で応える。 紬(そうよね。杞憂、よね。唯ちゃんに限ってそんな……) 頭の片隅に居座る小さな不安を追い出すように、首を振る。 唯「あ、そういえばみおちゃんのベースも音が少しずれてるよ~。一弦のソの音が」 澪「え、本当か?」 シールドをチューナーに繋いで調弦する澪ちゃん。 澪「ほんとだ。ほんのちょっとだけど確かにずれてる」 律「なんかますます磨きが掛かってきたなぁ、唯の絶対音感」 梓「一流の音楽家にもなると、湿気の影響で歪んだ楽器の僅かな音の違いも許せないらしいですしね。唯先輩が音のずれを気持ち悪いと感じるのも、その類なんでしょう」 唯「一流の音楽家……えっへん!」 律「あっはは、唯がそんな繊細なわけないだろー」 唯「あ、ひどいよ、りっちゃん~」 ほっぺたを膨らませてむくれる唯ちゃん。いつもと同じ、他愛のない会話。変わらない日常。そのはずなのに胸に巣食った一抹の不安は消えてくれない。 紬(思い過ごしならいいのだけれど……) 澪「おはよう、唯」 唯「………………」 澪「唯? おはよう」 唯「………………」 返事がない。ただのしかばねのようだ……ってそんなわけがない。こちらを無視してすたすたと前を歩く唯に追いつき、肩をぽんと叩く。 澪「唯ってば」 唯「ひゃッ!? あ、な~んだ、みおちゃんかぁ。びっくりしたぁ」 耳にはまったイヤフォンを取りながら、唯が振り向く。なるほど、だから返事がなかったのか。髪に隠れて後ろからでは分からなかった。 澪「おはよう、唯。にしても珍しいな。唯が音楽を聴きながら登校だなんて」 iPodを操作しながら歩く唯に話しかける。 唯「あ~、うん。なんか最近、疲れちゃってね~」 澪「疲れた? なんか運動でも始めたのか? それともバイトとか?」 疲れたことがどうして音楽を聴くことに繋がるのだろう? ヒーリングミュージックでも聴いているのだろうか。 唯「うん、最近ね、意識とかしていなくても雑踏の音とかが全部、頭の中でドレミに変わっちゃって。ず~っと聞いてると頭の中がドレミでいっぱいになっちゃってねー。だったらまだ音楽を聴いてた方がましかなぁって」 そう言いながら苦笑する唯の顔には、少しだけ疲れの色が滲んでいた。 澪「大変だな、絶対音感というのも」 唯「ん~、でも便利だし、面白いこともあるしねぇ」 こちらに心配を掛けさせまいと思ったのか、それとも素でそう言っているのか。唯は疲れの色を顔から消して、いつもの笑顔で答える。 澪「なあ、唯……」 律「おっはよー、二人とも。澪ぉ~、ひどいぜ、おいていくなんて~」 澪「律がいつまでもうだうだと朝食を食べてるからだろ。もっと早起きしたらどうだ?」 律「そいつぁ、無理な相談だ!」 澪「胸を張って言うことか!」 かんらかんらと笑う律にツッコミを入れる。律の突然の乱入のせいで、唯に声を掛けるタイミングを逸してしまった。 澪(大丈夫かな、唯……) 唯「あ……またずれた……」 ぼそりと呟き、演奏を勝手に止める唯。 律「おい、唯~。何度目だよ。音が外れる度に演奏、中断してたんじゃ、練習になんないぜ」 それに合わせてこちらもスティックを振るう腕を止める。 澪「少しぐらいずれても、一度通しでやらないと全体の流れが掴めないぞ?」 ギターの音や歌声の音程が外れる毎に演奏を止めては、個人練習に入る唯。始めはそれだけだったのだが───。 唯「うん、ごめん。じゃあもう一回、最初からいってみよ」 律「……オッケー。1・2・3・4・1・2!」 スティックでカウントを刻み、軽快なポップロックが鳴り響く。 律(なんつー顔で弾いてんだよ……) 滑り出しは順調なのだが、Bメロに入るか入らないかというところで、唯の顔が少しずつ歪んでいくのが分かる。また微妙な音程のずれを感じ取っているのだろう。やがてそれに耐えかねたのか、声を荒げながら、ストロークする腕を止めた。 唯「……ムギちゃん! 今のところ、さっきもずれてたよ!」 紬「あ……ごめんなさい、唯ちゃん」 律「………! いい加減にしろよ、唯!」 澪「律!?」 梓「律先輩!?」 律「そんな粗探しするように演奏してても、しょーがねえだろ! 曲の完成度を高めるためにストイックになるのもいいけどな、それを何度も押し付けられるこっちの身にもなってみろよ!」 紬「りっちゃん、喧嘩は……」 そのための練習だというのも分かっている。だけどミスする度に責められるような口調で指摘されれば、苛立って当然だ。ここまでいくとストイックというレベルを通り越して、ただの神経質だ。だけどそれ以上に許せないのは───。 律「あーもう止め止め! そんな無理してやってますー、みたいな顔してやられたんじゃ、こっちも楽しんでやれねーよ!」 いつも楽しそうに演奏している唯の顔から笑顔が消えてしまったことだ。 唯「……しくないんだもん……」 紬「……唯ちゃん?」 唯「だって!」 「楽しくないんだもん!」 音楽室の時が止まる。唯の言葉に誰もが凍り付いて身動ぎ一つ出来なかった。私以外は。 律「……あーそう! じゃあもうやらなきゃいいだろ!」 唯「………………!!」 唯は何も言わずにギターをソフトケースに仕舞い、足早に音楽室から去っていった。その瞳に涙を浮かべながら。 律「……ちくしょー……」 売り言葉に買い言葉。黒板に額を打ちつけ、ついさっき吐いた自分の言葉に後悔する。 律(あんなこと、言いたかったんじゃないのに……) 紬「りっちゃん」 律「……なに」 紬「おでこ、汚れちゃうわよ」 そう言うとムギは私を振り向かせて、差し出したハンカチでおでこを拭ってくれた。 紬「……りっちゃんの悪いところは言葉がちょっと足りないところ。あれじゃあ、本当の気持ちは伝わらないわ」 律「……なんだよ、ほんとの気持ちって」 澪「心配なんだろ、唯のことが」 律「なっ、そんなんじゃねーよ! ただ私は唯のやつが───」 梓「律先輩が一番、唯先輩のことを見てましたからね。バンドを支えるリズム隊として。軽音部の部長として。……親友として」 律「んな……ッ!」 図星を衝かれ、ぱくぱくと開いた口が塞がらない。 紬「みんな、同じ気持ちよ。だから今日のことは謝って、ちゃんと伝えなきゃね、本当の気持ち」 律「……しゃーねーなぁ。じゃあ唯が明日、ちゃんと練習に来たら……あ、謝ってやるよ」 照れくささのあまり、顔を背けながらぶっきらぼうに言葉を放つ。素直になれない私にみんなが微笑ましい笑みを零した。 だけどその願いは。 叶うことはなかった。 梓「唯先輩が部活に顔を出さなくなってから、もう一週間、かぁ……」 梓ちゃんが溜め息を吐きながら、独り言のように言葉を漏らす。 憂「家でもギターに触ってないみたいだし……。大丈夫かな、お姉ちゃん……」 梓「家でも弾いてないんだ……。このまま音楽、やめちゃうのかな、唯先輩……」 暗く沈んだ顔で肩を落とす梓ちゃん。 憂「大丈夫だよ。お姉ちゃんだもん。きっとすぐ立ち直って、またあの笑顔を見せてくれるよ」 何でもないことのように、努めて明るい口調で梓ちゃんを励ます。そう自分に言い聞かせるように。 梓「そう……そうだよね。またすぐにいつもの笑顔に戻ってくれるよね」 憂「うん。お姉ちゃんはどんな時でも、いつも笑顔だったんだから。みんながこんなに心配してるって分かれば、嬉しくてすぐ笑顔になるに決まってるよ~」 きっとそうだ。そうに違いない。あのお姉ちゃんがこんなにも長く塞ぎ込んでいるのは初めて見るけど、またいつもの調子で立ち直ってくれるに違いない。 梓「あ、じゃあ私、こっちだから……。唯先輩によろしくね、憂」 憂「うん、また明日ね、梓ちゃん」 手を振りながら梓ちゃんと別れて、一人、家路へと着く。 憂(大丈夫だよね、お姉ちゃん……) 言い知れぬ不安が胸を埋め尽くす。ここ最近の姉の様子を思い出すと、その不安に拍車が掛かった。 ギターを弾かなくなり、テレビも見なくなり、目覚まし時計の秒針が刻む音すら耳障りなのか壊してしまった。まるで全ての音を遠ざけるように四六時中、部屋に引き篭もり、学校に行く時でさえ、耳栓で耳を塞いでいる。 憂「早く良くなってくれればいいんだけど……」 いや、そもそも別に病気に罹っているわけではないのだ。ただ人より少し感覚が鋭敏になっているだけという話。それを考えると治るという言葉は正しくないように思えた。 憂(前のように戻れる、のかな……) 降って湧いたその疑問を追い出すように首を振る。あれこれ考えても仕方が無い。今の自分に出来るのは、少しでもお姉ちゃんの負担を軽くすることだけだ。 憂「ただいまー。お姉ちゃん、帰ってるー?」 全ての音が絶えたように静まり返った家からは、何の返事も返ってこなかった。 憂「まだ帰ってきてないのかな? 部活に行ってないのなら、もう帰ってきててもいいはず───」 「───ぁ、ああぁぁぁぁぁあぁぁぁッ!」 憂「お姉ちゃんッ!?」 2
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てっきりこうだと思った。↓ 唯『あずにゃんピンチだよ……』 梓『くっ……。律先輩のデコにあんなに力があったなんて……。眩しすぎるです』 澪『ヤツのデコは伊達じゃないからな』 紬『ガンダムのソーラレイシステムの何兆倍もあると計測が出たわ』 律『わっはっは〜♪これでサクラけいおんズは負けたのだ〜。唯澪紬梓、私に膝まづけぇ〜』 さわちゃん『こうなったら方法はひとつよ!!』 唯澪紬梓『!?』 さわちゃん『唯ちゃんと梓ちゃんが合体するの!』 唯『合!』 梓『……体!?』 紬『確率は0.0001%よ……』 澪『ムリだ……』 律『わっはっは!何をムダなことを!世界は我がでこちん帝国が支配するのデコ〜』 澪『デコ遺伝子に律は乗っ取られた……(涙)』 紬『澪ちゃん……』 唯『あたしやるよ!』 澪紬『!?』 梓『唯先輩!』 さわちゃん『……あなた達に賭けるわ』 唯『あずにゃん!』 梓『唯先輩!!』 唯梓『超軽音合体!!!』 律『なに合体……デコ!?』 さわちゃん『いまふたりの心と身体はひとつに……なる』 澪『ふたりが……』 紬『……ひとつに(鼻血)』 唯梓『超軽音戦士!唯梓あらため……サウンドユズ!!』 律『……』 -- (名無しさん) 2010-08-11 06 12 27
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梓「なんだか、最初と立場が逆転してますね…」 澪「梓!! ボーっとするな!! ブレスくるぞ!!」 律「お!! なんかでっかいサルがいるぞ!!」 唯「コンゴウのコンちゃんだよ!!」 ムギ「今回はりっちゃん主体でやってみるからがんばってねりっちゃん!!」 律「まかせろー!! って速攻死んだー!!」 梓「あっちでも、特攻してるんですか…」 澪「梓尻尾だ!! 尻尾狙え!!」 ムギ「まかせてりっちゃん!! えい、リンクエイド~」 律「おお!!復活したぞ!!」 ムギ「うふふ、これね、自分の体力を倒れた仲間に半分くらいあげて復活させることができるの」 唯「便利だよね~、私も最初のころよくムギちゃんに助けてもらったな~」 律「これなら何度でも立ち向かえるぜぃ!!」 ムギ「でも、みんな倒れてしまったり、倒れて時間がたちすぎたりしていいのは三回だけよ~」 澪「くそっ!! 鱗かたいんだよ!! この障害がぁ!!」 梓「……」 律「ところで、この後ろについてきてるの誰だ?」 唯「それはねソーマ君っていうんだよ~」 ムギ「ゴッドイーターはね、一人でゲームしてるときもコンピューターが仲間としてついてきてくれるの 仲間はリンクエイドしてくれるし、敵を攻撃してくれるから私もいつも助けてもらってるわ~」 律「へーソロでも結構いけそうだなこれ」 唯「ほかにもいろんな人がいるから、自分で選んで連れて行けるんだよ」 ムギ「私はいつもサクヤさんについてきてもらってるわ~」 唯「私はコウタくんかな~なんか一緒にいて楽しいからね」 律「へー今日家で色々見てみるか」 澪「ははは、やった!! 狩ったんだ!! やったよ梓!!」 梓「わかりずらいのはやめましょうよ澪先輩…」 数日後 律「いやー結構はまるなこれ」 唯「そうだね~あっというまにりっちゃんも立派なゴッドイーターになっちゃって」 ムギ「ふふふ、私もあっという間に追い抜かれちゃうかも」 律「いや、さすがにムギには無理だろ、自分でクリアしてさらに私たちに付き合ってるから 素材もかなり豊富だし」 唯「私も、りっちゃんに付き合って色々衣装そろえたしね!!」 律「だからって、熊のきぐるみで戦うのはちょっとシュールすぎるだろ…」 唯「えーだってこっちのほうが普通の服よりかわいいよ~」 ムギ「そういや、今日は梓ちゃんが遅刻ね~」 律「なんだかこの展開読めてきたぞ…」 唯「まさか!! ニュータイプなのりっちゃん!!」 ムギ「いえ、彼女は新たなる人類…イノベイターよ!!」 律「残念、スーパーコーディネイターだ…」 澪「撃ちたくないんだ!! 撃たせないでくれ!!」ズキュンズキュン!! 律「いや、曲射しまくっている人がそのセリフいっても説得力ないぞ」 ガチャ 梓「どうも遅くなりました…」 唯「あずにゃんおっそ~い」 律「どうした? 生徒会からの呼び出しか?」 梓「律先輩じゃあるまいし違いますよ…」 ムギ「でも、どうしたの梓ちゃんが遅くなるなんてめずらしいわね」 梓「いや…その…」 唯「あー!! あずにゃん!! そのポッケから飛び出してるのって!!」 梓「はい…その澪先輩には悪いんですが…私も買っちゃいましたゴッドイーター…」 律「おーこれでついに梓もゴッドイーターデビューか!!」 唯「よ~し!! あずにゃんに私がしっかり教えてあげるから私についてくるのだ!!」 梓「で、でもそうしたら澪先輩が」 唯「あ、そっか、あずにゃんもゴッドイーターするなら澪ちゃんが一人になっちゃう…」 澪「ん?どうした? 私のことなら気にすることないぞ? いまや私は立派なハンターだからな ソロでも結構いけるんだぞ」 律「まぁ、そういうことだから、んじゃ!!早速やろうぜー」 唯「おぉー!!」 梓「すみません澪先輩…」 澪「……」カチカチ ムギ「……」 唯「あずにゃんは、私とおそろいのショートソードでいこうよ!!」 律「そうだな~ちっこいし、すばやく動けるからお似合いだな」 梓「ちっこいいうなです!!」 澪「……あ、くそ!!」 ムギ「……」 ムギ「ねぇ、梓ちゃん?」 梓「なんですかムギ先輩?」 ムギ「ちょっと相談があるんだけど…」 澪「……(寂しい、さすがにソロでモクモクとするのは…あっちは楽しそうだな~ムギも最初はこんな感じだったのかな…)」 澪「……(でも、今月はベースの機材買ったからお金ないし…ママに借りるのも無理だろうし)」 ムギ「ねぇ澪ちゃん?」 澪「え、あぁ、ど、どうしたんだムギ? 梓たちのほうに行かなくていいのか?」 ムギ「うん、あのね、りっちゃんも唯ちゃんも強くなったから梓ちゃんを教えるのは二人だけで十分かなって」 澪「そ、そうなのか、で、でもどうしたんだいったい?」 ムギ「うん、あのね、澪ちゃん私にモンハン教えてもらえないかな?」 澪「え?」 ムギ「ソフトは梓ちゃんに借りたから、澪ちゃんに教えてもらえないかなと思って、だめ?」 澪「そ、そんなことないぞ!! よ、よし!! それじゃあ早速やるか!!」 ムギ「うん!! じゃあよろしくお願いします!! 澪ちゃん!!」 ムギ「ゴッドイーター?」終わり 和・さわ子「ファンタシスターポータブル一緒にやってくれる人いないかなぁ…」 和・さわ子「えっ…!」 戻る あとがき 以上です。 見ていただいた方 もしいらっしゃったらありがとうございました。 初SS&駄文でしたが楽しんでいただけたら、というよりゴッドイーターに興味を もっていただけたら何よりです。
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ある日曜日、軽音部は全員で唯の家で遊ぶことになった。 唯「あ、みんなぁいらっしゃ~い」 律「ふーっ、あっちーな」 梓「あれ、憂ちゃんはいないんですか?」 唯「うん、お菓子買ってきてくれるって~」 澪「…相変わらずできた子だな…」 紬「お菓子なら私が持ってきたのに」 律「やりぃっ!さっすがムギ!唯、ムギのお菓子食べながらゲームでもしようぜ!」 唯「うん!ドラクエ詰まっちゃったからりっちゃんクリアしてよ~」 律「任せろっ!みんなは私の冒険を見守っててくれ」 梓「律先輩、せっかくみんなでいるのにゲームですかぁ?」 澪「なかなか面白そうじゃないか?梓」 梓「そうですね!律先輩は見守ってないとめちゃくちゃな冒険しそうですし…」 律「…お前ら」 紬「うふふっ」 律は電源を入れ、ゲームが始まった。 律「どれどれ…って唯、もうラスボスじゃんか!」 唯「えへへ~それがなかなか倒せなくてさぁ」 紬「あれ?なんか…」 澪「どうした?ムギ」 紬「ラスボスさんが…こっちを見てませんか?」 律「おいおいムギ、いつからオカルトっぽいこと言うように…」 律の言葉はそれ以上続かなかった。 画面を凝視する5人。 確かに魔王はこちらを見ていた。 梓「なんか気持ち悪いですね。吸い込まれそ…!」 唯「あずにゃん!?」 梓の体が徐々にテレビの画面に近づいていく。 全員で止めようとするが、止まる気配はない。 梓「きゃあーっ!」 澪「梓っ!きゃっ!」 唯「いやっ!」 律「う、うわっ!」 紬「きゃあーっ!」 全員が画面の中に吸い込まれてしまった。 ゲームのチープな音楽だけが平沢家のリビングに響いていた。 目覚め-律編(ep2)
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澪「おいおい、みんなでN女子大を受けるっていってたじゃないか」 紬「N女子大も受けるわ」 律「どういうことだ」 紬「N女子大と東工大の両方を受験することにしたの」 唯「なーんだ。じゃあムギちゃんもN女子大にくるんだね」 紬「たぶん……ね。ごめんなさい。勉強しなくちゃいけないから、今日は帰るわ」 律「おい、澪。東工大って知ってるか?」 澪「名前は聞いたことある。でも工大ってそんなに難しいところなかったような」 唯「滑り止めで東工大を受けるってこと?」 澪「たぶん」 唯「ムギちゃん頭いいからN女子大に落ちることなんてないと思うけど」 律「そーだな」 梓「……あれ?」 唯「どうしたのあずにゃん?」 梓「唯先輩、確か『何処目指してるの』って訊いてませんでしたか」 唯「言ったけど……ハッ」 澪「まさか……」 唯「……ちょっと私ムギちゃんを追いかけに行くよ」 律(あれ、話についていけてないの私だけか?) 唯「ムギちゃん……探したよ」 紬「唯ちゃん……」 唯「なにそれ……速読英単語上級編?」 紬「これで勉強してるのよ」 唯「こんな難しいの……ムギちゃんアップルさえ流暢に発音できないのに、こんな難しいのやることないよ」 紬「でも東工大に入るためには必要なの」 唯「なんで……みんなで一緒にN女子大受けようっていったのに……」 紬「ええ、受けるわよ」 唯「言葉遊びがしたいんじゃないよ! ムギちゃんと一緒の大学がいいの!」 紬「唯ちゃんごめんなさい。でもこれは必要なことだから」 唯「必要?」 紬「うん。私の夢を叶えるために必要なこと」 唯「……」 紬「……」 唯「決意は変わらないんだ」 紬「……うん」 唯「ならしょうがないね」 紬「許してくれるの?」 唯「うん。しょうがないから」 紬「ありがとう。唯ちゃん」 唯「どういたしまして。でも東工大ってそんなに難しいの?」 紬「うん。東大よりは簡単だけど……」 唯「そうなんだ」 紬「だから必死に勉強しても受からないかも」 唯「ムギちゃん……。そうだ、なら私が勉強を手伝ってあげる」 紬「唯ちゃんが?」 唯「うん。私頭はあんまりよくないけど、お手伝いぐらいはできると思うから」 ◇数ヶ月後! 梓「こんにちはー。あれ?」 唯「あずにゃんこんにちはー。今お茶を入れるね」 梓「今日って部活お休みですよね」 唯「うん。だから部室でお勉強中」 紬「……」 梓「私がきたことに気づいてない……凄い集中力」 唯「それは単にイヤホンつけてリスニングしてるからだよー」 梓「あらら」 唯「そろそろ休憩にしよっか」 ◇ 紬「……ふぅ、疲れた。あら、梓ちゃん来てたんだ」 梓「こんにちは」 紬「はい。こんにちは」 唯「ムギちゃんお茶だよ―」 紬「ありがとう」 梓「唯先輩が受験勉強手伝うなんてどうかと思いましたが、こういうことでしたか」 紬「ううん。唯ちゃんはお茶をいれてくれるだけじゃないのよ」 唯「そうなんだよ、あずにゃん!!」 梓「えっと……」 紬「唯ちゃん。この問題一緒に考えてくれる」 唯「あー、これはね……」 紬「うん……」 ◇思考中 唯「じゃあここに補助線を引いて」 紬「最後に微分して」 唯「できた!」 梓「こんなに難しい数学の問題を二人で……」 紬「ええ、唯ちゃんはとっても賢いのよ」 唯「えへへ。ムギちゃんに解き方の基本を教えてもらったら、難しい問題でも考えられるようになっちゃった」 梓「そうでしたか……でもムギ先輩はどうして東工大に行きたいんですか?」 紬「それは……」 梓「最初にN女子大に行くって言ったのムギ先輩なんでしょ。なら……」 唯「それは秘密なんだって」 紬「……ごめんなさい」 梓「私の方こそ出すぎたことを言いました。唯先輩が納得してるならいいんです」 唯「……」 紬「唯ちゃん?」 唯「ううん。なんでもないよ。さ、勉強勉強」 ◇帰り道 紬「今日も遅くまで付き合ってもらっちゃったね」 唯「いーんだよ。好きでやってるんだから」 紬「唯ちゃん……ありがとう」 唯「どーいたしまして」 紬「……受験まで半年切っちゃったね」 唯「うん……」 紬「この前の模試B判定だったんだ」 唯「えっ、そうなの」 紬「うん」 唯「もっと早く教えてくれればいいのに……じゃあもうひと頑張りだね!」 紬「……うん」 唯「ムギちゃん? あんまり嬉しくない?」 紬「実はね、本当に東工大に受かるとは思ってない……ううん、思ってなかったの」 唯「えっ」 紬「数学や科学は得意だけど、英語なんて全然駄目だし。絶対に受からないと思ってた」 紬「数学ができるといっても文系数学しかやってなかったから」 紬「でも英語の比率は低くて、数学の問題も唯ちゃんと勉強してるうちに解けるようになっちゃって……」 紬「夢が叶うのは嬉しいけど、本当にみんなと違う大学に行くんだなって思うと……」 唯「ムギちゃん……ムギちゃんの夢ってなんなの?」 紬「聞きたい?」 唯「うん」 紬「どうしても?」 唯「……うん!」 紬「それじゃあ教えてあげる、私の夢はね」 唯「……」 紬「世界征服!」 唯「へっ!?」 紬「というのは嘘で、子供を作るのが私の夢なんだ」 唯「子供……?」 紬「うん」 唯「子供と東工大がどう関係するのかわからないよ‥…」 紬「東工大の生命工学科にはiPS細胞の研究で有名な教授がいるの」 唯「iPSって……」 紬「……」 唯「そういうこと?」 紬「……」コクン ◇後日某所 澪「なるほど、そんな理由があったのか」 律「あぁ、この前、唯とムギに打ち明けられた。折を見て澪と梓にも話してくれって」 澪「でも私は嫌だな」 律「なんでだ?」 澪「ムギの気持ちはわかる。けどHTTとしてずっと一緒にいたかったから」 律「いればいいじゃないか」 澪「いや、だって同じサークルに入れないだろ?」 律「複数の大学を跨ぐサークルって結構あるぞ。外バンって形でもいいし」 澪「律。意外と賢いんだな」 律「そ、そうか?」 澪「あぁ、ちょっと見なおした」 律「実はムギの受け売りなんだが」 澪「……」 律「澪さん?」 澪「見なおして損した」 律「じゃあ澪もムギが東工大に行くことに賛成?」 澪「それは……どうだろう」 律「まだ何かあるのか?」 澪「やっぱりさ、距離が遠いと会える時間は減るんだ」 律「……うん」 澪「本当はみんなで同じ大学に行きたかった」 律「でも大学って友達が行くからって選ぶようなものじゃないだろ」 澪「律がそんな常識的なことを言うとは」 律「悪いか」 澪「いや、悪くはないよ」 律「そっか」 澪「確かに目標があればいいけど、漠然と大学に行くなら友だちと同じところでもいいんじゃないか」 澪「大学四年間を一緒に過ごしたって事実は、これからの人生ですごい財産になるはずだ」 澪「そう、私はそう思ってる」 律「目標もなく漠然と大学に行く奴というと……」 澪「唯みたいな奴のことだ」 律「ふむ」 澪「この前、唯の模試を見せてもらったんだ……」 律「あぁ、知ってる。さわちゃんが騒いでたやつだろ」 澪「やっぱり、恋人同士は同じ大学のほうがいいよ」 律「まあ、そうだな」 ◇半年後 紬「やった! やったわ!」 唯「ムギちゃん。それは死亡フラグだよ」 紬「唯ちゃんの番号があったわ!」 唯「やったぁ! ってムギちゃんの番号は?」 紬「あっ、すっかり忘れてた」 唯「もうムギちゃんってば……」 紬「えーっと私の番号は」 唯「……あった!」 紬「本当。やったね!」 唯「うん!」 紬「ふふふ。これで唯ちゃんと4年間一緒かぁ」 唯「そうだよ」 紬「これから4年間お願いします」 唯「こちらこそ」 紬「でも……」 唯「うん。澪ちゃんりっちゃんとは違う大学になっちゃね」 紬「ええ……」 唯「でもしょうがないよ」 ◇ピピピピピ♪ 紬「あら、電話」 律『あ、ムギ、結果は』 紬「うん。合格。二人とも!」 澪『おめでとうムギ』 紬「あっ、スピーカーホンにするね」 唯「澪ちゃん?」 澪『あぁ、唯もおめでとう』 唯「ありがとー」 律『おめでとう、唯、ムギ』 唯・紬「ありがとうりっちゃん」 澪『それにしても唯がそんな難しい大学に受かるとはな~』 梓『でも天才の片鱗は前から見せてた気がします』 唯「あっ、あずにゃんだー」 梓『おめでとうございます、唯先輩、ムギ先輩』 唯「ありがとー」 紬「ありがとう、梓ちゃん」 律『なぁ、唯、ムギ。頼みたいことがあるんだ』 紬「なぁに、りっちゃん」 澪『私達N女子大に入ったらHTTってサークルを作るつもりなんだ。それに入って欲しい』 唯・紬「もちろん!」 律『それとさ、ちょっと気恥ずかしいお願いなんだけど』 紬「なぁに?」 澪『あー、えー、あー』 唯「……?」 律『…………………………………………………………………………私達も子供を作りたいんだ』 紬「りっちゃん、それって」キラキラ 澪『』プシュー 律『まあ、そういうことだ』 ◇ 私の名前は琴吹紬。 世界を百合色に染めるために今日も研究しています。 隣にいる人の名前は平沢唯。 通称唯ちゃん。 私の大切な人です。 それからHTTというサークルに入っています。 最近あんまり参加できてないですけど。 それでも絆は途切れてないと信じてます。 だって……。 律「む、むぎ? なんで私が拘束されてるんだ」 紬「うふふ、約束したじゃない。子供を作ってあげるって」 唯「はいはいちゅうもーく。ここには澪ちゃんの細胞から作った……があります」 律「な、なんで私が母親なんだ。そういうのは澪のほうが」 澪「ごめん律。子供を……から捻り出すのはちょっと怖い。次は私が産むからさ」 律「お、おい澪」 梓「観念してください、律先輩」 紬「じゃありっちゃん。妊娠してくれる」 律「はぁ……仕方ないな」 今日も放課後ティータイムは仲良しです。 おわり。 戻る
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いい話だ〜!唯ちゃんもあずにゃんも初々しくてたまらないよ! -- (けいおん大好きな畠沢進也) size(80%){2012-09-12 23 32 06}
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唯『クロスブレード!』 職員「ぎゃー!」 梓『クロスカッター!』 職員「ぎゃー!」 唯『クロス鈍器!』 ^q^「おぎゃあwwwwwww」 職員「撤退!撤退だあ!体勢を立て直すぞお!」 梓『…ふう』 唯『みたかー!私たちのヒーロー力!』 ^q^「はだかwwwwはだかwwww」 ^p^「しこしこwwwしこしこwwww」 梓『ああウザいっ!!』 ドカバキ ^q^「おぎゃあwwwwwおぎゃあwwww」 ^p^「もっとwwwwwwもっとwwwww」 どぴゅ 梓『先輩!ここにはもうキチ…頭のご不自由な人しか残っていません!先に進みましょう!』 唯『だめ。澪ちゃんを運ばなきゃならないから、そんな早くは動けない』 律「ぜぇぜぇ…」 紬「私が代わるわ、律ちゃん」 律「す、すまねぇムギ…」 ゼェハァゼェハァ 梓『う、そ、そうか…』 紬「ほんとは…相手の体制が整う前に脱出したいんだ…よいしょっ!…けど」 唯『だいじょうぶだよムギちゃん。私とあずにゃんが、守るから!』 梓『…はいっ!』 唯『この通路を抜ければロビーに出るはずっ!』 ダダダッ 梓『ここがロビーですか?』 唯『うん、今は誰もいな…あっ!』 看護婦「だめじゃあない、平沢さん…病室に戻ってなきゃあ」 唯『婦長さん……』 紬「……っ! 唯ちゃん!その人は!」 看護婦「言うことォ聞かない患者の世話ワァ、看護婦のォヤァァァクメエエエエィアアアアアッ!!」 バリバリ 怪人「クホホホホホ!デビルフチョーここに誕生!!」 唯『ううっまさか婦長さんが怪人だったなんて…っ!』 梓『いや、いかにもって感じでしょう先輩…クロスカッター!』 ギャリン デフ「アラァ?アラアラアラ」 ひょい 梓『くっ、避けられたですっ』 デフ「ンモー。アナタたち、ナニ考えてるの?」 唯『みんなを守るんだよっ!』 梓『そうですっ!!』 デフ「ソウじゃなくて。そのカッコ。」 梓『えっ』 デフ「プフっ。アタマ、おかしいんじゃないノ?」 梓『うわあああああああああああああああっ!!』 紬「いけない!精神攻撃!?」 デフ「親に見せられる?そのカッコ。プフフっ」 梓『ううっ、ぐっ、ぐすぐすっ』 ぼろぼろ 唯『あずにゃんをいじめるなあああ!クロスブレイド!』 デフ「クホホホ、おおこわいこわい」 唯『ああこらっ!よけるな!このこのおっ』 紬「いけない…向こうのスピードはブラックより上」 紬「ブラックとホワイトが力を合わせないと、この戦いは…梓ちゃん!!」 怪人「おっと、そうはいきません」 紬「!!」 怪人「フフフ、私はデスケンシュウイー」 紬「くっ…」 唯『ムギちゃん!律ちゃん!!』 梓『先輩から離れろおおおっ!』 デケ「おほ!まるみえ」 梓『っ!ううっ』 へたり デケ「ぬふふ、こいつらの命が惜しければ動かないことです」 律「ひぃ…っ」 紬「ずいぶん卑怯なまねをするじゃない…」 デケ「ほっほっほっ。勝てば官軍なんとやら」 紬「なんとやらに何が入るのかわからないわ」 デケ「………だまれっ!」 唯『ムギちゃんっ!!』 紬「だいじょうぶよ」 サッ キュウウウウン 紬「…言わなかった?私はボーボーだって」 デケ「むうっ?なんのマネだ!」 紬「“増毛”っ!!」 『イィィッブ・ファーイン!』 もしゃもしゃもしゃ 紬『陰毛の戦士、キーイエロー!!』 ズシャアッ デフ「き、キーイエローだと!?」 . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 律「ど、どこからともなく伸びてきた黄色の毛がムギの全身を覆い…スーツになった!」 唯『ライダーだライダー!かっこいい!!』 梓(キーボードのキーと黄色のキをかけてるんですね、先輩…) 紬『ギタ因子に続けて発見されたヘア因子…適合者は私』 紬『こんなことで償いになるかわからないけど…私も戦うわ!唯ちゃん!』 唯『ムギちゃん……うん!』 デフ「おのれええ!人質なんかいなくてもお前らなぞヒトひねりよおお!!」 梓(キーボードのキーと黄色のキをかけてるんですね!先輩!!) 6
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律「せ、せめて理由を言ってくれよ! 練習するのがそんなに嫌だったのか!?」 唯『ううん』 澪「わ…私たちといるのが嫌になった?」 唯『ううん』 紬「お菓子…口にあわなくなっちゃった?」 唯『ううん』 律「じゃ…じゃあなんなんだよ!? そろそろ怒るぞ!?」 唯『…飽きちゃった』 律「……え」 唯『軽音…飽きちゃったんだ』 … ユウスケ「つ、士…どどどどうしよう…」 士「あいつらに任せておけ」 澪「あき…た?」 紬「嘘でしょ!?」 律「なんで、なんでだよっ」 唯『…理由なんてないよ』 唯『そういうわけだから、みんな―――』 梓「いい加減にしてっ!!!!」 「!?」 梓「何なんですか…皆さん、唯先輩のこととても心配してたんですよ…」 梓「それが飽きたの一言で追い返す気ですか?」 唯『あずにゃん…』 梓「……先輩には失望しました。さようなら」ス 紬「あ、梓ちゃん!」 澪「梓…唯っ!」 唯『あ…あ…』 律「…唯、気は変わらない?」 唯『……』 律「…そっか」 … ユウスケ「 」ガタッ 夏海「ゆ、ユウスケ! 早まらないでっ」 ユウスケ「もう見てられないんだよぉぉ!!」 士「唯…」 澪「り、律…」 律「唯がそうしたいってのなら、仕方がないよ」 紬「そんな…」 唯『…りっちゃん』 律「…なーんて言うと思ったかぁぁっ!!!」 唯『え!?』 澪「り、律!?」 律「やめる? そんなの部長の私が認めないからなぁ!! 誰が許すかっつーの」 紬「りっちゃん…」 律「いいか!? 明日の学祭ライブには絶対来い!! 来ないだなんてことあったらタンコブできるまでぶん殴ってやるからっ! じゃあな!」ス 唯『…あ…その…』 澪「唯、私も…私も唯のこと信じて待ってるから!」 紬「…私も。梓ちゃんだって、唯ちゃんのこととても心配していたこと…忘れないでね? じゃあ、また明日!」 唯『あ……』 唯『……ず、ずるいよ…』 ユウスケ・夏海「ああ、りっちゃん…」 … 唯『……ぐすっ、ぐすん』 士「あれでも作られたと言い通すか?」 唯『士お兄さん…』 士「まぁ、それでもと言うのなら」 士「…俺は何も言わない。お前の好きにしろ」 唯『……』 部室! 律「よし、練習しておこうぜー」 澪「律からその言葉が出るとちょっと不気味だ」クス 律「な、なんだとー!」 紬「まぁまぁ。とにかく唯ちゃんの分も今は練習を頑張ろ?」 澪「そうだな…梓、リードギターの練習もしておいてくれ」 梓「……」スチャ 律「ありゃー、だんまりと…」 梓「いいから始めちゃいましょうよ」 ジャジャ、ジャジャ ジャーン 澪「バッチリ…」 紬「だけど…」 律「やっぱギターが一人足りないと音が物足りなく感じるなぁ…」 梓「……」 ユウスケ「でも上手いことに変わりはないな」 律「そっかぁ? へへっ…って何であんたがここにいる!?」 ユウスケ「いや、家にいてもすることがないからさぁ…」 律「あっそ…」 梓「…一応、明日唯先輩が来なかった場合のことを考えてさわ子先生に頼んでおいた方がいいんじゃないですか」 律「来ないはずがない!」 梓「もしものことを考えてのことですよ」 澪「…そうだなぁ」 ガチャリ ?「失礼するよ」 ディエンド「やぁ」 ユウスケ「!! どのツラ下げてここに来た!」 律「ていうかなんで変身してるんだよ!?」 澪「ま、またワームが…?」 ディエンド「まぁ、気にするなよ」カチャ カメンライドゥ ザンキ! 斬鬼「……」 ユウスケ「ど、どういうつもりだ!」 ディエンド「彼がどうしても軽音部と一緒に演奏したいそうだよ」 律「なんですと!?」 斬鬼「!?」 紬「え、演奏したいって…」 梓「今の明らかにそういう反応じゃなかったですよね!?」 ディエンド「そういうことだから。それじゃあね」ス 斬鬼「!!」アタフタ 澪「お、置いてかれちゃった」 紬「…この際だから頼んじゃおうか?」 律「いや、斬鬼のアレって…ギターはギターでも…だ、大丈夫なのか?」 斬鬼「……」キリッ ユウスケ「なんか覚悟決めたっぽいぞ…」 律「た、頼めます…?」 斬鬼「……」コクリ 澪「い、いいんだ!?」 律(まさか斬鬼さんとセッションが組めるときがやってくるとは…) 次の日 憂「じゃあ、お姉ちゃん。学校行ってるね」 唯『…うん』 憂「私も待ってるから! お姉ちゃんのギター、楽しみにしてるから」 憂「…行ってきまーす!」 唯『……』 ユウスケ「俺も一足先に軽音部(あずにゃん)に顔出してくるよ。唯ちゃん」 夏海「頑張ってください! 応援しますから!」 唯『……』 士「随分と期待されてるんだな」 唯『……』 講堂! さわ子「本当に…大丈夫?」 律「おーう! それに唯もちゃんと来るから安心しろって!」 さわ子「いや、唯ちゃんもそうだけど…その」 斬鬼「……」ブン、ブン さわ子「あちらでギター片手に腕を振り回してる人とか…」 澪「あはははは」 さわ子「笑っても誤魔化し効かないわよ!?」 さわ子「それに一応これでも女子高なんだから部外者の…その…」 律「あ、それなら中身はさわちゃんってことになってるから心配ご無用!」 さわ子「おいぃぃぃ!!?」 さわ子「だったら素直に私が出て行けばいいだけじゃない!?」 律「まぁ、サプライズっことで!」 斬鬼「……」キリッ さわ子「キリッじゃねーわよ!? …あー、まったくもぉ…」 和「みんなそろそろ出番よ! 準備して」 紬「唯ちゃん…大丈夫かしら」 梓「…まったく、先輩達が信じなくてどうするんですか」 律「失望しただなんて言っておいて一番期待してるのは梓なんだもんなぁ?」ニヤニヤ 梓「ち…違いますから! 変な事言わないでくださいよっ!」 和「ほら! 早くステージに!!」 律「お、おぉっ」 『次は軽音部の発表です』 憂「ああ、始まっちゃう…」 純「どしたの? そんなにヒヤヒヤしちゃって」 ユウスケ「大丈夫。唯ちゃんは来るよ」 純(ぬおっ、誰このお兄さん!? いつのまに隣に!) 憂「はい…」 夏海「信じましょうよ。ね?」 純(こ、この足がエロいお姉さんは?) 憂「はい…」 ユウスケ「なんかこっちが緊張してきたなぁ」ドキ 夏海「同感…」ドキ 純「まぁ、いっか」 … 唯『…どうしたら』 士「ん?」 唯『どうしたらいいのか…わからなくなっちゃった…』 士「そうか」 唯『……』 士「一応言っておくが、俺はお前にあーしろ、こーしろと指示する気はない」 士「お前が進む人生だ。好きにしろ」 唯『私の…人生?』 士「そうだ」 唯『で、でも』 士「自分が作られたレールの上を走っているだけだと気づいたとして」 士「なぜお前はそれに抗おうとしない?」 士「台本通りな人生ほどつまらないものはないと俺は思うがな」 唯『あ……』 … 律「放課後ティータイム~…ファイトォー!!」 紬・澪・梓・斬鬼「おー!!」 梓「って、これってもろに体育会系じゃないですか!?」 律「だってムギの提案だもん」 紬「一度やってみたくて…///」 澪「意外だ…」 斬鬼「……」ツンツン 律「え、早く行こうって? そう急かすなよ~」 澪・梓(会話無しで意思疎通できてる!?) ブー ユウスケ「おぉ、始まるみたいだぞっ」 夏海「きゃーきゃー!」 憂(お姉ちゃんっ) 「きゃー!」「わー!」 純「あれ唯先輩がいな――――って」 斬鬼「……」ズン 「あ、あのスーツの人って…?」「ご、ゴツイ…!」 「あの人も軽音部!?」 「いや、あんなガタイがいい女子高生いないだろ!?」 ザワ…ザワ… さわ子(い、言わんこっちゃないっ…) 澪・梓(やっぱりツッコまれてる…) 斬鬼「……」ス、ス 律「はやく…始めろ…わかった、わかったよ!」 紬(言葉がなくても通じるものがあるのねぇ) 律「1、2、3、4!」カンカンカンカンッ ダッダダダッダ! 梓(唯先輩…)ギュギュイーン… 斬鬼「……」ギュワン、ギュワン 澪「なんでなんだろー 気になる夜ー」 (http //www.youtube.com/watch?v=2OfJQlxQHR0) … 唯『……』 士「黙っていたって何も始まらないぞ」 士「お前の道だ。好きに歩いていけばいいさ」 唯『…!』 ガチャリ 士「…決めたか?」 唯「うんっ」 唯「誰が何て言おうと私は私! 絵でも何でもない…一人の平沢 唯!」 士「…ふっ」 唯「…って、こうしちゃいられない! みんなのところに急ごうっ」グッ 士「お、おい! なんで俺まで…」 唯「士お兄さんにも、私たちの素敵な演奏を聞いてもらいたいから!」 士「…聞いてやるからまともな演奏を頼むぞ」 唯「まっかせなさぁ~い!」 … 澪「キラキラ光るー 願いーごとも」 澪「ぐちゃぐちゃへたるー 悩みーごともー」 夏海「す…すごい」 ユウスケ「いいなぁ、あずにゃん…」 純「にゃん!?」 澪「そうだ ホッチキースでー 綴じちゃおうー」 斬鬼「……」ギュワッ、ギュワッ…ビリビリ 梓(な、なんかビリビリしてきてる!?) 「あのスーツ何者だ!」「わーわー」 澪「ララ☆また明日ー♪」 校門前! 唯「はぁ、はぁ…つ、ついたぁ」 士「着いたのはいいとして、お前ギターはどうする気だ?」 唯「…ああぁっ!? わ、忘れてた…」 士「今さら海東に返せと言っても遅いぞ」 海東「呼んだかい?」 士「…お前」 唯「あ、あのっ…やっぱりギー太」 海東「ん」スチャ 唯「…え?」 海東「これ、お宝でも何でもなかった。ただのギターだ」 士「海東?」 海東「どうやら、君が持って始めてお宝になるみたいだよ」 海東「さぁ、さっさといけよ」 唯「あ、ありがとっ!! お兄さんも演奏聞きに来てねっ」タタタタ… 海東「さて、と」 士「なんだ、お前は聞いていかないのか?」 海東「僕が? なんで?」 士「……」 海東「それじゃあ、あの子たちにはよろしく言っておいてよ。士」ス 士「…あいかわらずわけのわからない奴だ」 士「…さて」 士「お前もそろそろ出てきたらどうだ」 ?「ギョギョギョ…」 ガチャリ 純「あ」 唯「ふぅ…!」 憂「お姉ちゃんっ!!」 夏海「よかったぁ…」 ユウスケ「ほら、やっぱり心配することなかったんだって!」 憂「お、お姉ちゃん! 頑張ってー!」 唯「おおぅ…憂、ピース!」タタタタ 憂「か、かっこいい! かっこいいよお姉ちゃーん!」 純「え」 9